好きの言語化

エンタメの「好き」を言葉で記録します

女の園の星 2巻 人は信じたいものを信じる

各種マンガ賞総なめ

最高にくだらない女子高コメディの第2巻

 

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クワガタボーイ星先生にすがる人たち

クワガタボーイというキャッチーなあだ名に、名付けられた経緯

それをステッカーにする生徒

とにかくツッコミどころが満載だ

 

そんなモノを「幸運をよぶステッカー」と崇める人々

幸運とステッカーに何ら因果関係はない

三者目線なら誰でも分かることだ、当事者を除いて

 

人は信じたいものを信じる

信じて救われる人がいるなら、そのモノには価値がある

宗教と同じだ、実態には価値はない、存在に価値が宿る

 

コンビニ店員に会いにいく高校生

「うどんまんに文句を言うなら焼きそばパンにも怒りなさい」

「うどんまんソムリエとうどんまん有段者ならどっちがいいですか?」

 

これだけうどんまんを愛している素振りをするほど、

女子高生にとって好きな異性というのは恥ずかしいものなのだ

 

この若さは皆が経験した方がいい

 

素早く広まる噂と、事実は噂よりも奇なり

人は噂話が好きだ

高校生くらいの若者なら尚更だ

恋愛なんてその中でもトップクラスの話題だ

 

噂こそ「人は信じたいものを信じる」の代表だ

 

そして、噂よりも奇妙な事実

人に安心を与えるのはロボットでもできるのだ

そんな時代が既にやってきている

 

一人で迷走する小林先生

やりたくないことも、こだわり出すと案外楽しい

 

どんな仕事も楽しくやること

完成前、できれば逐一、人の意見を聞いた方がいい

 

こんな仕事の極意が隠れた1話であった

 

でもこの迷走した作品、思い出、記憶には絶対に残る

最高に笑える迷走ぶりであった

 

自習時間のノスタルジー

授業における自習時間=憩いの自由時間

これはどんな人でも体験したことあるはず

 

くだらない話の積み重ねで、

その集団しか分からない面白いが生まれる瞬間

あの瞬間こそ青春だ

 

そんな思いにふける星先生に皆自分を重ねるだろう