好きの言語化

エンタメの「好き」を言葉で記録します

これからの暮らし方 Off-Grid Life

Off-Grid Life:ある種の常識や規範から離れて生きる暮らし方

47都道府県そんな暮らしをしている人たちの話を通じて

「これからの暮らし方」「地方創生」「仕事観」について学んでいく

 

ここに登場する大人たちは、自分の「やりたい」を突き詰めた人達だ

できるかどうかは、重要でない

ビジョンがある人には多くの助けが集まるからだ

 

やりたいを見つけたい自分にとって、「人の助けに頼る」という考え方には

これからの自分のヒントが詰まっている。

 

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ゴミをいかして未来をつくる

建物の解体、古材を回収し販売、さらにその古材でエコハウスを建てる

一連の業務を行う会社を興した、Rebuilding Center Japanの東野さん

 

日々の建設現場で無駄になっていくゴミを見て違和感を覚え、その仕事を辞める

リノベに興味を持ち、勉強していく中で、ポートランドのRebuilding Centerで働く人々が良い顔をしてたからという理由で、今の会社を設立

 

「一軒しか店を建てられない。でもその一軒が街を少し良くして、そんな街が増えれば日本が良くなる」

「エコハウスを建てることで、会社を大きくしようとは思わない。ただ、エコハウスの良さを知って欲しくて、まずは地元の工務店とノウハウの共有をする。地元の工務店にお金を落とせば、地方経済も回っていく」

 

とにかく他者のことを考える姿勢

古材、エコハウスの可能性を伝えたいという想い

自分のやりたいという想いに忠実な姿勢

 

社会貢献とはこういうことである

 

可能性を見つめ直して仕事をつくる

島根県の離島、海土町

多くのIターン移住者もいる地方創生のモデルと呼ばれる島

仕事とキャリアのロールモデルになるべく起業した、巡の環代表 清水さん

 

トヨタのエンジニアとして働く中で、「安く、早く」の効率重視に疑問を持つ

小さな一見何もない島で、お金とキャリア、暮らしについて真剣に向き合う

 

「日本の地域問題を解決するには、東京の半分の人が田舎に住むべき。それを邪魔しているのはお金、キャリア、暮らしの壁。この壁は物差しを変えてみれば壊せる」(海土町なら2万円で、2LDKの庭付きに住める)

「会社を辞めたとき、むしろ将来安泰だと思って。会社の肩書きで生きていたら、潰れた時に何もできない自分が残る」

 

これからの林業と地域経済

本の森林の6割はA材として使うことができる

世界的にも稀な恵まれた環境 A材の希少価値は非常に高い

しかし、コストダウンや作業効率向上のために、一斉に伐採するため、多くのA材がB材になり無駄になっている

 

日本のGDPにおける林業の割合は、0.1%より小さく約2000億円しかない

ドイツは国土における森林率が日本の半分にも関わらず、3〜4兆円ある

合成集材B材を用いているにも関わらずだ

 

A材の伐採を目指す、自伐型林業が日本の林業界を席巻できれば

日本は世界一の林業大国になれる

それだけのポテンシャルは秘めている

 

そしてこのことを知っている人は日本にどれだけいるのだろうか

大きなビジネスチャンスの匂いがする