好きの言語化

エンタメの「好き」を言葉で記録します

大豆田とわ子と三人の元夫(2021.05.04 OA 第4話) モテ男とは

第4話 一人目の夫 田中八作(松田龍平)& とわ子の親友 綿来かごめ(市川実日子)フューチャー回

 

www.ktv.jp

 

今週もセリフに表情にストーリー、音使いと見所満載なドラマでした。

モテ男とは

女性にモテすぎて、困ってる松田龍平がハマり役すぎる。

無気力感、ミステリアス感、本に挟まってる虫感。

 

ただの良い男(八作の親友、早良の現彼氏)が女の人にモテず、八作みたいな男がモテるのはなぜか。

中学生くらいまで、悪い男(ヤンキー)がモテるのに通ずるものがあると思う。

良いやつって一緒にいて安心するけど、色んな意味でドキドキしないのだろう。

 

そしてこういう人は優しさの使い方がうまい。

良いやつは媚びるような優しさしか見せられない。モテる男は女の人が欲しい優しさを感じ取って、その時だけ優しさを見せる。

 

モテる男がモテるというループみたいな真理がこの世にはある。

人は希少価値の高いモノに魅かれる。モテるということはそれだけで希少価値なのだ。

だから、モテたかったらまずはモテる雰囲気を出さなくてはいけない。

 

これに気付けた時から、僕はセルフブランディングとして、モテる男を徹底的に演じていた。結果、モテる雰囲気は自然なものとして身に付いた。

実際にあった人には、体感九割くらいはモテそうって言われるようになった。

お世辞だったとしても、嬉しいものは嬉しい。

承認欲求の塊の僕は何事にも自信がついた。

 

モテる男になるには、モテ男の全てを身につけよう。

 

一方で「モテたい人にモテないと、モテてもしょうがないよ」これもまた真理だ。

恋愛って難しすぎませんか。だから人類皆悩むし、楽しいのかも。

 

好きだったセリフ

「女性から嫌われる方法教えましょうか?」慎森

「19歳の時、ウキウキで海外旅行に行った。誘拐された」ナレーション

「私最後の晩餐もやしがいいなぁ」とわ子

「残らない別れなんてないよ」とわ子

「女性から嫌われる、どうやって?」八作

「恋愛は自分を有利に運んじゃいけない。一生負け続けてくれる人が、最高の恋人」早良

「この人、本の間に挟まってる虫か?」かごめ

「ジャンケンで一番弱いのはジャンケンのルールが分からない人、私にはルールが分からない」かごめ

「好きになった人は、恋愛をしないと決めた人だった」八作

 

ルールの外の人

綿来かごめは世の中のルールが分からない。

いわゆる普通の人が、ルールに沿えば普通にこなせることがこなせない。そんな一種の生き辛さを実感しながらも、自分の好きなこと、心躍るものに忠実に生きるかごめがとてもキラキラして描かれる。

 

多くの視聴者はルールを守る人だから、自分にはないアイデンティティを確立しているキャラクターに惹かれていく。ないモノねだりだ。

かごめはルールを守りたいとは思っているのだろうか?

無理だと分かった上で、我が道をいく覚悟があるようにも見える。

 

男と女というだけで、恋愛になってしまいがちな風潮がいやだと言うかごめ。

一個人、ただの人と人としての付き合いが難しいというのは、本能のせいだ。

人間は理性を獲得した。本能に抗うことができる。

それを信じてる人は、「男女の友情はある派」の人だ。僕もそうありたい。

 

その他感想

途中、とわ子がかごめを探すシーン。BGMで笛?が奏でるメロディーが話のふわふわ感とマッチして、印象に残った。

 

来週から話がぐっと進みそうな展開になってきた。

キャラクターを視聴者が把握したタイミングで、話が急加速するのは王道の展開だ。

 

今週のエンディング曲担当は、Daichi Yamamotoだった。

KID FRESINO→BIM→NENE→Daichi Yamamoto

Chelmico kZm Mom 唾奇 dodoあたりが次の候補では?

とにかく毎週最高なので、まとめてリリースして欲しい。